Python 変数
Pythonに限らず変数はどの言語でも出てきます。基本中の基本ですので必ずマスターしましょう。
この記事の著者 ->S.E; です。
メインとしている言語はPHPですが、この先、機械学習やAIなどで利用されているPythonを習得したいと考えています。
このページは「ゼロから始めるPythonプログラミング学習」としてPythonの基本的な部分から学習を始めたいと思います。
最終的にはWebでの利用やアプリの開発、機械学習、AI、簡単なゲームなどのプログラミングを目指したいと思います。
また、参考になる書籍なども紹介しています。
変数とは？
変数とは情報を一時的にメモリーに保存しておく箱のようなものです。
記述方法は
1 2 | >>> str = '文字を代入' >>> int = 123 |
このように記載します。
変数だけでは何もない空の箱ですが、そこに「文字」や「数字」などを代入することで意味を成します。
※コードの頭にある「>>>」はターミナルでPythonを入力時に表示されるもので実際に入力するものではありません。
変数の命名規則
変数を記載する上で必ず守らなければない規則があります。
- 変数名の先頭に利用できる文字は半角英字か（_）アンダースコア
変数名は数字から記述してはいけません。 - 変数名2文字目は半角英数字か（_）アンダースコア
- 大文字、小文字は区別される
- 予約後は利用できない
のようになっています。
最後の予約後とはPythonがあらかじめ利用する事が決まっている文字列（if や for など）のことです。
この部分は後々、学習しますので今は気にしなくてもいいと思います。
ちなみに予約語を変数名として利用するとエラーとなります。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | >>> for = 123 File "<stdin>", line 1 for = 123 ^ SyntaxError: invalid syntax >>> if = 123 File "<stdin>", line 1 if = 123 ^ SyntaxError: invalid syntax |
変数への代入
変数へ「文字」や「数字」を格納することを代入といいます。
変数へ代入するには「=」を利用します。
1 2 3 | >>> str = '文字を代入' >>> str2 = "テキスト123" >>> int = 123 |
また代入するものが「文字列」の場合は「’（シングルクォート）」「”（ダブルクォート）」で文字列を括ります。
代入するものが数字のみの場合は「’」「”」は不要です。
変数を表示してみよう
それでは変数をブラウザに表示してみましょう。
変数を表示するには print を利用します。
変数に代入し終えたら print(変数名) を実行します。
1 2 3 4 5 6 | >>> str = '文字列' >>> print(str) 文字列 // 結果 >>> int = 123 >>> print(int) 123 // 結果 |
エラーが出ずに表示されたでしょうか？
※変数への代入、printでの表示の間には必ず改行を挿入します。変数への代入とprintを同一の行に記述するとエラーとなります。
1 2 3 4 5 | >>> str = '文字列' print(str) File "<stdin>", line 1 str = '文字列' print(str) ^ SyntaxError: invalid syntax |
変数の上書き
変数は直近で代入された「文字」や「数値」が値として代入されています。
1 2 3 4 5 6 | >>> int = 1234 >>> print(int) 1234 // 結果 >>> int = 9876 >>> print(int) 9876 // 結果 |
同じint を print しても表示されている内容が変わっています。
では、こちらの記述ではどのような結果が出るでしょうか？
1 2 3 4 | >>> int = 1234 >>> int = 9876 >>> print(int) 9876 // 結果 |
「1234」はprintで表示する前に上書きされたので、メモリ上からは消え表示されることはありません。
変数を利用してみて
変数はプログラミン言語を習得する上で必ず通る第一歩ですので必ず習得しておきましょう。
