Yoast SEOの フォーカスキーフレーズ SEO解析が正常に動作しない時の対処法を紹介
WordPressのプラグインである「Yoast SEO」を利用している方も多いと思いますが、今回はYoast SEOの「 フォーカスキーフレーズ 」に関して解説します。
Yoast SEOとは？
Yoast SEOとはWordPressのプラグインで記事内のキーワードの出現率の最適化や、メタディスクリプションの設定、記事の可読性の解析などを行なってくれるSEO対策用のプラグインです。
評価も高く利用者も多いプラグインで、ある程度日本語にも対応しています。
記事を投稿している最中も解析
プラグインをインストールすれば記事を投稿している最中も解析をしてくれるので、キーワードの出現率や、見出しの設定、ディスクリプションの内容が問題ないかなど、SEO対策として足りない部分を表示してくれます。
SEOの解析を行うにはまず「 フォーカスキーフレーズ 」に解析したいキーワードを入力する必要があります。複数のキーフレーズに対応するには有料版（約1万円/1年）が必要となります。
キーフレーズを入力すると即解析が始まります。
左記の画像はSEO解析の結果「Yoast SEO」に、問題があると判定された部分となります。
- 内部リンク
- 冒頭のキーフレーズ
- meta descriptionの長さ
- 小見出しのキーフレーズ
- テキストの長さ
- タイトルのキーフレーズ
- SEOタイトルの長さ
などで問題があるので、記事の内容を修正する必要があります。
キーフレーズ を入力しても認識しない
「Yoast SEO」は非常に便利なプラグインなのですが、日本語の文章の解析に問題があるため、キーフレーズを入力しているのにもかかわらず「 キーフレーズ または同義語が第一段落に含まれていません。」と表示され「問題あり」と認識されてしまいます。
日本語の文章で「Yoast SEO」にキーフレーズを認識させる方法は「キーフレーズの前後にスペースを入れる」ことでキーフレーズとして認識するようです。
例えば「SEO対策」をフォーカスキーフレーズとした場合、下記のように「SEO対策」を「半角スペース→ SEO対策 ←半角スペース」とすれば認識します。
| 認識しない例 | 認識する例 |
|---|---|
| この記事はSEO対策について解説した内容です。 | この記事は SEO対策 について解説した内容です。 |
| 検索結果の表示順位を上げるにはSEO対策が非常に重要です。 | 検索結果の表示順位を上げるには SEO対策 が非常に重要です。 |
前後にスペースを入れることにより「冒頭のキーフレーズ：キーフレーズまたは類義語が第一段落に含まれていません。今すぐトピックを明確にしましょう」に表示が消えていることがわかります。
修正前 修正後
Yoast SEOは、なぜ日本語の キーフレーズ を認識しないのか？
Yoast SEOがなぜ日本語の フォーカスキーフレーズ を認識しないのか、はっきりしたことは不明ですが、前後に半角スペースを入れることで認識したことから、英語での文章に最適化されているからと推測できます。
英語の文章は、単語ごとに半角スペースが入りますが、日本の場合は、単語単位でスペースを入れることはありません。
フォーカスキーフレーズ への対応は必要か？
Yoast SEOの仕様上では日本語の文章内の「 フォーカスキーフレーズ 」を認識しませんが、Googleからは問題なく認識されるので、対応の必要はないと思われます。
ある程度対応しても「良い」「普通」「悪い」の3段階評価で「良い」にするのは非常に困難だと思います。
ポイントだけ抑えてYoast SEOに左右されないように注意
キーワードの出現率などは非常に重要ですが、Yoast SEOの判定は参考程度にして、重要なポイント「メタディスクリプション」や「SEOタイトル」、SNS上での見え方などを最適化することに注意を向けるといいと思います。
これからブログを始める方、すでにブログを運営しているがアクセスが伸びなく悩んでいる方、記事を最適化するために「Yoast SEO」を利用することも考えてみてはいかがでしょうか？
