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PHP データベースを利用したWebアプリケーションの開発【第三回】データの一覧表示 select

【第二回】でデータベースに会員情報を登録しました。

今回は、登録したデータを一覧表示し、編集用の画面へのリンクと削除用のボタンを作成します。

この記事の著者 ->S.E; です。

普段は、システム開発に必要なヒアリング、システムの要件定義、設計からプログラマとしてWebサイトやWebアプリケーションの開発、WordPressでのブログの執筆やサーバー運用・管理を行っています。

このページは「未経験の為のプログラミング講座 ゼロから始めるPHPプログラミング〜初級から実践編までを網羅〜」としてPHPの基本的な部分を【初級編】【中級編】【上級編】に分けて解説しています。最終的には簡単なフォームやシステム開発をフルスクラッチで行うことを目的としています。また、参考になる書籍なども紹介しています。

会員情報一覧ページをHTMLでコーディングする

一覧ページに掲載する内容は下記の内容で作成します。

  • 詳細(編集)ページへのボタン
  • 名前
  • 年齢
  • 削除ボタン

上記以外の項目は「詳細(編集)ページへのボタン」から確認できる仕様を想定しています。

会員情報一覧用list.phpのコーディング

まず、list.php ファイルを作成します。
表示する会員情報はtableで表示します、まだプログラムを埋め込んでいないので<tr><td>〜</td></tr>内はダミーの情報を入れています。

これでHTMLのコーディングは完了です。

会員情報一覧取得用のスクリプトをclass.Member.phpへ追記

前回、会員情報を登録するためのクラス「class.Member.php」を作成しました。今回の一覧情報取得用のスクリプトもこの「class.Member.php」にまとめて記述します。

前回までの「class.Member.php」のソースは下記になります。

では「class.Member.php」にデータ取得用のスクリプトを追記します。
データの取得にSELECT文を利用します。
SELECT文の注意点としては、削除された会員情報は取得しないように「WHERE句」を利用し「test_delete_key != 1」と記述することです。
また、データ取得後に取得したデータの総数を「rowCount()」を利用して取得しています。

データ登録時にエスケープされた文字列を元に戻すためのメソッド「StripcslashesArray」も記述しました。
エスケープされた文字列の例として「I’m」が「I\’m」と登録されているので、元の状態の「I’m」に戻すためのメソッドとなります。

また、「HtmlspecialcharsArray」は取得した情報をHTMLエンティティにエンコードするためのメソッドです。取得した情報を一個づつ「htmlspecialchars()」でエンコードしてもいいのですが、コードを簡略化するため、引数に配列を渡すとHTMLエンティティし返してくれるメソッド「HtmlspecialcharsArray」を作成しました。

これで一覧取得用のスクリプトが完成です。
次は、list.phpにプログラムを埋め込んでいきます。

HTML(list.php)にスクリプトを埋め込む

list.phpに今回追記したgetData()を埋め込み、一覧情報を取得して表示するようにプログラミングします。

注意点とし「詳細・編集」、「削除」へのリンクに $memberData[‘test_id’][$i] を記述し削除する情報を指定しています。

データの一覧表示を開発してみて

データの一覧表示は、CRUDの中では比較的簡単に作成できますが、件数が多いとページネーション(ページ送り)をつけたり、検索用のフォームを用意したりと、まだまだブラッシュアップできる部分は多数あります。

今回はコードを簡素化しわかりやすいように全件取得の一覧表示を作成しました。

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