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Google AdSense「お客様の AdSense アカウントでの広告配信を制限しました」への対処方法

2020年12月5日 5:30ごろにGoogle AdSenseから「お客様の AdSense アカウントでの広告配信を制限しました」のメールが送信され、Google AdSenseの広告が掲載されない状態となってしまいました。

今回は、「広告配信を制限」された場合はの対処方法を調べてみました。

広告配信を制限の通知

広告配信を制限の通知はメールで送られてきました。

メールの文面は以下の内容となります。

お客様

先日、お客様の AdSense アカウントで無効なトラフィックが検出されました。Google ではこの事態を受け、お客様のアカウントでの広告配信を制限いたしました。今後もお客様のサイトのトラフィックは継続的にモニタリングされ、配信制限は Google 側で自動的に見直しおよび更新されます。


この措置が取られた理由
お客様のアカウントにおいて、不正に広告収益をあげる目的と思われる無効なトラフィックが検出されました。ご存知のように、無効なトラフィックは AdSense プログラム ポリシーで固く禁止されています。Google 広告は純粋な興味を抱いたユーザーによってクリックされるものでなければならず、他のユーザーに広告のクリックを依頼することは禁止されています。こうした禁止事項には、サイトのサポートをユーザーに依頼する行為、広告を表示したユーザーに報酬を提供する行為、そうした行為を行う第三者に対して資金提供を約束する行為などが含まれます。さらに、自分の広告をクリックする行為、自動クリックツールやトラフィック ソース、ロボットといった不正な行為を行うソフトウェアを使用することも禁止されています。
不正と判断された行為について詳しい情報をご希望の場合も、そうした情報が Google 独自の検出システムを迂回する目的で使われる可能性があるため、無効な操作に関わった可能性があるユーザーの情報を含め、具体的なアカウント アクティビティに関する情報をサイト運営者様に提供することはできませんのでご了承ください。
なお、今後お客様のアカウントで AdSense プログラム ポリシーの違反が確認された場合、さらなる強制措置が取られるか、アカウントが永久的に無効となることがあります。


対処方法
現在のところ、お客様のアカウントへのアクセスは制限されておりませんので、アカウント単位のこの問題につきましてはポリシー センターで詳細をご確認いただけます。通常、この広告配信の制限がお客様に影響を与える期間は 30 日未満ですが、それ以上となる場合もあります。お客様の広告トラフィックが AdSense プログラム ポリシーに準拠するよう、お早めのご対応をおすすめいたします。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


よろしくお願いいたします。
Google AdSense チーム

広告配信を制限」の理由は「無効なトラフィックが検出」されたからの様です。
特に思い当たることがなく、ブログ投稿後に確認のため自分でブログにアクセスし内容を確認しますが、今までも同様に確認していたためこれが理由とは考えにくいです。また、自己クリックやクリックのお願いなどもしていません。

Google AdSenseの管理画面からも「広告配信を制限」の状態となっていることが確認できます。

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検索で調べてみる

他のユーザーが「広告配信を制限」を受け対処した内容を検索し調べてみましたが決定的なものは見当たりませんでした。

調べた結果は下記の様な感じでした。

  • AMPを利用していた場合に警告対象となった。
  • ブログランキンのバナーを「クリックしてください」の文言がAdSenseの広告の前後にあった。
  • AdSense狩りにあった
  • 間違って一度、広告をクリックしてしまった
  • SNSからの流入が全アクセスの90%以上あった

これ以外に解決した情報としては、放置で解決したものも多数見受けられました。また、制限の期間も30日以内で1週間〜2週間程度と報告されていました。

Google AdSenseのポリシーを確認

Google AdSenseのポリシーを確認してみました。

ポリシー違反への措置
広告配信の制限

無効なトラフィックの問題
お客様のアカウントでの広告配信は、無効なトラフィックの問題により現在制限されています。トラフィックの監視を続けるにあたり、この制限は Google によって自動的に審査および更新されます。

対応策
アカウントには引き続き、制限なしでアクセスいただけます。また、今回アカウント単位で講じられた措置の詳細を、ポリシー センターでご確認いただけます。お客様の広告トラフィックが AdSense のプログラム ポリシーに準拠するよう、事前に対策を講じることをおすすめいたします。
また、次のリソースで無効なトラフィックについてご確認いただくことをおすすめします。

無効なトラフィックを排除するための Google の取り組み
無効なトラフィックを防止する方法
トラフィックを分類する方法の詳細
トラフィックの購入に関する詳細

https://support.google.com/adsense/answer/9437976?hl=ja

ポリシー違反への措置の広告配信の制限に記載されている内容で関係ありそうな「無効なトラフィックを防止する方法」があったのでリンク先を確認してみました。

無効なトラフィックを防止する方法

広告の無効なトラフィックを防止するヒント
広告トラフィックやサイト訪問者を把握する
URL チャネルやカスタム チャネル、広告ユニットを使用して、トラフィック レポートのデータを適切に分類します。これにより、トラフィック ソースや掲載方法の変化が広告のトラフィックに与える影響を把握しやすくなります。

次に、Google アナリティクスを使用して、サイトを訪問したユーザーの詳細情報を取得し、ユーザーが疑わしい行為をしていないかを監視します(ユーザーのアクセス元を地理別やオンライン ソース別に確認したり、サイトでユーザーが閲覧したページを確認したりします)。詳しくはトラフィック ソースを把握する方法をご覧ください。

信頼できない業者、質の悪い業者との提携を避ける
サイトへのトラフィック増加を目的として、品質の低い広告ネットワークや検索エンジン、ディレクトリ サイトと提携すると、無効なトラフィックの問題が生じる場合があります。詳しくはトラフィックの購入をご覧ください。

どのような場合でも、自分のサイト内の広告をクリックしない
広告に関心がある場合や、リンク先 URL を確認したい場合でも、自分自身の広告をクリックすることは禁止されています。Google は、サイト運営者様による自サイトの広告のクリックをフィルタ処理してデータから除外していますが、これらのクリックを無視するわけではありません。サイト運営者様がサイトでの収益や広告主様の費用を増やすためにご自身のサイトで広告をクリックしていると判断された場合は、広告主様を保護するためにアカウントを無効にさせていただく場合があります。

広告の掲載方法を念入りに確認する
広告の掲載方法をカスタマイズすると、意図しない広告リクエストが発生する場合があります。広告が AdSense の広告の配置に関するポリシーを遵守して掲載されており、プログラミングのエラーがないことをご確認ください。また、複数のブラウザやプラットフォームで広告を確認し、適切に表示されているかチェックしましょう。

AdSense ヘルプ フォーラムで相談する
ご不明な点がある場合は、他のサイト運営者様にも同じような問題が起きている可能性が高いため、フォーラムのディスカッションへの参加やご質問の投稿をおすすめします。無効なトラフィックを発生させている可能性が高い第三者や、そうしたトラフィックにつながりやすい状況に関する情報を、他のサイト運営者様と共有できます。

https://support.google.com/adsense/answer/1112983

無効なトラフィックを防止する方法」を確認して、自身のサイトと照らし合わせてみました。

広告トラフィックやサイト訪問者を把握する

説明が難しく詳しくは理解できなかったのですが、同一のユーザーが複数回アクセスし、広告の表示回数をあげることが問題の様です。全くの他人が同一ページのリロード等を繰り返した場合も対象となる可能性があります。

この不正なアクセスを発見するにはサーバーのログを確認するしか方法がないように思います。
アナリティクスでもアクセスの状態はある程度わかりますが、詳細なアクセス状況まではわかりません(詳しいユーザーであれば方法を知っているかもしれませんが。)

信頼できない業者、質の悪い業者との提携を避ける

他のユーザーが「広告配信を制限」を受け対処した内容にも記載しましたが、SNSからの流入が多い場合、Googleは望ましくないと判断することがある様です。

どのような場合でも、自分のサイト内の広告をクリックしない

自己クリックは行っていませんが、AdSense狩りにあった場合これに該当し、制限、もしくはアカウントが停止されることがあります。

このサイトでは、対策としてプラグインで「AdSense Invalid Click Protector」をインストールして対処しています、完全に対処することはできませんが、複数回広告をクリックできないよう設定を行っています。

広告の掲載方法を念入りに確認する

アクセスの多いページに、HTMLで広告を多数埋め込んでいたので、これには該当するのかもしれません。ただ、昨日今日に行ったものではないので詳細は不明です。
念の為、手動で埋め込んだ広告は削除して対応しました。

念の為思い当たる部分は修正

念の為思い当たる部分の修正は行いましたが、これといった理由がわからないので、完全な対応ができないので解除されるかが不明です。

その他、トラフィックに関するヘルプもあったので確認してみました。

トラフィックを分類する

トラフィックの分類とは、広告ユニットとカスタム チャネルを設定し、さまざまなトラフィック ソースを明らかにするためのプロセスです。ここでは、分類によってトラフィック ソースを把握するための手順を紹介します。AdSense を初めてご利用になるか、以前からご利用いただいているかにかかわらず、以下の手順に従ってサイトを最適化してください。そのためにはまず、Google アナリティクスなどのデータ解析ツールにアクセスする必要があります。また、チャネルに関する幅広い知識も AdSense アカウントをご利用になるうえで役立ちます。トラフィックを細かく分類することで、ユーザーがどのような経路でお客様のサイトへアクセスし、サイト内でどのように行動しているかを絶えず監視し、互いに比較することができます。AdSense アカウントでこれらの追加データを収集することには、2 つの大きなメリットがあります。

トラフィック ソースとユーザーを詳細に把握できる
お客様のサイトの広告をクリックする可能性が高いのは、どのソースから誘導されたユーザーかがわかります。
このデータを参照することで、ユーザーがお客様のサイトを訪れる経路が明らかになり、トラフィック ソースの最適化が可能かどうか判断できます。

無効なトラフィックを防止できる
トラフィック ソースを定期的に監視することで、不正なトラフィックが発生しているウェブサイトとの提携を中止するかどうかを詳細なデータに基づいて決定できます。
トラフィック ソースに関するデータに不審な点がないかをチェックし、AdSense プログラム ポリシーに準拠するにはどうすればよいかを理解できます。
次の 2 つの手順に従ってトラフィックを解析してください。解析ツール、カスタム チャネル、URL チャネルを使用する必要があります。「手順 1」では対象となるトラフィックを特定し、「手順 2」ではそのトラフィック データを解析します。トラフィック ソースとサイトの広告掲載結果を完全に把握するには、これら両方の作業を行う必要があります。

手順 1: チャネルを使用して、解析対象となるトラフィックを特定する
AdSense アカウントでは 2 種類のチャネルを使用できます。

カスタム チャネルは、特定の広告ユニットに使用します。カスタム チャネルを使用して広告ユニットをグループ化することで、広告ユニット グループ同士の掲載結果を比較できます。標準のレポート(広告ユニット、広告サイズなど)と異なり、サイト運営者様自身でこれらのグループを作成できます。自分でチャネルを作成してさまざまな広告ユニットをトラッキングすれば、注意の必要な広告ユニットをすばやく特定できます。

次に、カスタム チャネルの設定例を示します。
広告のプレースメント
スクロールせずに見える範囲
スクロールしなければ見えない位置
インライン広告
コンテンツの右側
広告サイズ
トラフィックの参照元(設定方法については、この後の手順 2 をご覧ください)
Google 検索
Google+ ページ
ソーシャル メディア ネットワーク
その他の検索エンジン
サイト内のページ
ホームページ
ブログ(英語)
フォーラム
AdSense のさまざまなトラフィックを URL チャネルに追加します。URL チャネルでは、お客様のサイトの各ページについて広告掲載結果を解析できます。

手順 2: 解析ツールを使用してトラフィックに関するデータを表示する
サイトを運営するうえでサイト解析は非常に重要です。たとえば Google アナリティクスでは、サイトの特定のトラフィック ソースを詳細に解析できます。アカウントを設定する際にこれらのトラフィック ソースを特定し、レポートを生成できるようにしてください。新しいトラフィック ソースを追加するときは、トラフィックの分類が特に重要になります。トラフィックを分類することでその成果を監視でき、さらに複数のページを対象にソースの A/B テストも行えます。

カスタム URL を作成してトラフィック ソースを分類します。URL 生成ツールを使用して、キャンペーンごとに異なる URL を作成します。たとえば、ニュースレターやソーシャル メディアの投稿ページでそれぞれ異なる URL を使用できます。
ニュースレターや Google+ ページにメイン URL(example.com など) を配置する代わりに、そのページ用に作成したカスタム URL を使用すれば、各キャンペーンに関する詳細なデータを収集できます。さらに、一意なキャンペーン URL の AdSense データと解析データを相互参照すれば、それぞれのトラフィック ソースの成果が明らかになります。
Google アナリティクスのアドバンス セグメントを使用してご自身の AdSense アカウントをアナリティクスにリンクすれば、どのようなユーザーがサイトを訪れ、AdSense 広告に対してどのような行動をとっているかを調査できます。いずれかのトラフィック ソースから多数のトラフィックが発生しているものの、その多くがターゲット ユーザーでない場合は、適切な修正を加えることができます。

データの利用方法と対処方法
トラフィックを分類して解析できるようになったら、収集したデータで次の点をチェックします。

次のデータに不審な点がないか調べます。
表示回数
クリック数
クリック率
訪問先ページ
レポートのその他のデータを比較して、気になる点がないかどうかをチェックします。
予期しない結果が生じた場合は、次のように対処してください。

トラフィック ソースに問い合わせ、ユーザーのアクセス経路を明らかにします。
ターゲット ユーザーの誘導につながらないトラフィック ソースとの提携を中止します。
結果を Google チームに報告します。
予期しない結果を明らかにすると同時に、このデータを利用してサイトの広告掲載結果を最適化することもできます。他に比べ、特定のウェブページからのトラフィックが一貫して高い成果を上げている場合は、より多くの時間と資金を投入してそのウェブページからのトラフィックをさらに増やすことができます。

https://support.google.com/adsense/answer/2583698

広告がクリックされるまでのトラフックをAdSenseとアナリティクスを連動させ解析する様です。
これはかなり敷居が高く、制限されている状態では広告が表示されないので連動することもできません。

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数多くの運用実績が証明する最高峰のアナリティクス活用術を掲載アナリティクスの一歩進んだ使い方を解説します。サイト改善に役立つデータをより詳細に取り出すための方法など、Google マーケティング プラットフォーム セールスパートナーとして、企業へのアナリティクスの導入、分析などのサービスを行ってきた実績から得たノウハウをまとめています。

サポートに連絡してみる

ヘルプページ下部にはサポートやフォーラムで解決する手段の案内があります。ここからサポートに連絡してみることにしました。

お問い合わせ部分をクリックします。

「❶はじめに」問い合わせの内容を入力(100文字以内)し「次のステップ」をクリック

「❷問題を確認する」では「その他」を選びます。「その他」以外ではフォーラムに遷移して「問い合わせメール」を送信することができません。

メールのボタンが表示されたら、クリックします。

が、何度行っても「問題が発生しました。もう一度お試しください」のエラーが出て進むことができませんでした。

品質管理チームに報告してみる

ヘルプセンターの「無効なトラフィックの定義」内に記載されている、「第三者が無効なトラフィックを発生させている疑いがある場合は、こちらのフォームからトラフィック品質管理チームまでご報告ください。」から「品質管理チーム」に報告することができる様なので、こちらから念の為報告しておきました。

ページ下部にある、「こちらのフォーム」をクリックします。

https://support.google.com/adsense/answer/16737?hl=ja

フォームに必要事項を入力します。
こちらは「無効なクリック」に関する報告のフォームですが、ここ以外に確認する部分がないのでこちらから報告してみました。

最後のデータ記入には、連絡が来た日の訪問者数、ページビュー数、収益額をアナリティクスで調べて記載しておきました。

どの程度の期間で「広告配信を制限」が解除されるのか

まだ、制限されたばかりですが、制限後は広告の表示回数が激減し、収益も全く上がらない状態となっています。10月、11月と右肩上がりだっただけに残念ですが、早期解決できるよういろいろ試してみたいと思います。

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