PHP 変数 の使い方〜未経験の為のPHPプログラミング入門講座〜

PHPに限らず変数はどの言語でも出てきます。
今回はPHPプログラミング学習の第一歩でもある「変数」の使い方について解説します。

この記事の著者 ->S.E; です。
普段は、システム開発に必要なヒアリング、システムの要件定義、設計からプログラマとしてWebサイトやWebアプリケーションの開発、WordPressでのブログの執筆やサーバー運用・管理を行っています。
このページは「未経験の為のプログラミング講座 ゼロから始めるPHPプログラミング〜初級から実践編までを網羅〜」としてPHPの基本的な部分を【初級編】【中級編】【上級編】に分けて解説しています。最終的には簡単なフォームやシステム開発をフルスクラッチで行うことを目的としています。また、参考になる書籍なども紹介しています。
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変数とは?
変数とは情報(文字列や整数など)を一時的にメモリーに保存しておく箱のようなものです。
記述方法は
1 2 3 | <?php $str = 'これは変数です。'; ?> |
このように記載します。
ソース | 名前 | 説明 |
---|---|---|
$str | 変数名 | 後から紹介する命名規則沿って宣言します。 |
= | 演算子 | 宣言した変数に情報を保存(代入)するために利用します。 |
‘これは変数です。’ | 値 | 「’」もしくは「”」で囲まれた中に文字列などを記述します。 |
; | セミコロン | プログラムの終了を意味します。 今回は変数への代入を終えたという意味になります。 |
変数だけでは何もない空の箱ですが、そこに「文字」や「数字」などを代入(保存)することで意味を成します。
変数の命名規則
変数を記載する上で必ず守らなければない規則があります。
- 「$」が先頭につき、それ以降に変数名を記載
- 変数名の先頭に利用できる文字は半角英字か(_)アンダースコア
- 変数名2文字目は半角英数字か(_)アンダースコア
- 大文字、小文字は区別される
- 予約後は利用できない
のようになっています。
最後の予約後とはPHPがあらかじめ利用する事が決まっている変数のことです。
この部分は後々、学習しますので今は気にしなくても大丈夫です。
予約後
予約後はPHPリファレンスにも記載がありますが下記が予約後一覧となります。
PHP 5.5 以降やPHP 7.4 以降の記載があるように、これら以外にも今後増える可能性があります。
__halt_compiler() | abstract | and | array() | as |
break | callable (PHP 5.4 以降) | case | catch | class |
clone | const | continue | declare | default |
die() | do | echo | else | elseif |
empty() | enddeclare | endfor | endforeach | endif |
endswitch | endwhile | eval() | exit() | extends |
final | finally (PHP 5.5 以降) | fn (PHP 7.4 以降) | for | foreach |
function | global | goto (PHP 5.3 以降) | if | implements |
include | include_once | instanceof | insteadof (PHP 5.4 以降) | interface |
isset() | list() | match (PHP 8.0 以降) | namespace (PHP 5.3 以降) | new |
or | private | protected | public | |
require | require_once | return | static | switch |
throw | trait (PHP 5.4 以降) | try | unset() | use |
var | while | xor | yield (PHP 5.5 以降) | yield from (PHP 7.0 以降) |
変数への代入
変数へ「文字」や「数字」を格納することを代入といいます。
変数へ代入するには「=」を利用します。
1 2 3 | <?php $str = 'これは変数です。'; ?> |
変数をブラウザに表示してみよう
それでは変数をブラウザに表示してみましょう。
前回「PHPの基本」で利用した echo を利用します。
プログラムを記述したら保存してブラウザでアクセスしてみてください。
1 2 3 4 | <?php $str = '変数です'; echo $str; ?> |
1 | 変数です |
表示されたでしょうか?
変数の上書き
変数は直近で代入された「文字」や「数値」が値として代入されています。
1 2 3 4 5 6 | <?php $str = '変数です<br>'; echo $str; $str = '上書きしました'; echo $str; ?> |
このように記載したプログラムの結果はどのようになるでしょうか?
1 2 | 変数です 上書きしました |
同じ$str を echo しても表示されている内容が変わっています。
ではもう一つ
1 2 3 4 5 | <?php $str = '変数です<br>'; $str = '上書きしました'; echo $str; ?> |
この結果はどのようになるでしょうか?
1 | 上書きしました |
「変数です」はechoで表示する前に上書きされたので、メモリ上からは消え表示されることはありません。
「変数です」と「上書きしました」どちらも表示したい場合は、変数名を変更することで可能となります。
1 2 3 4 5 6 | <?php $str1 = '変数です<br>'; $str2 = '上書きしました'; echo $str1; echo $str2; ?> |
1 2 | 変数名です 上書きしました |
このように変数は値を上書き(変化)することができるので変数名の重複には注意する必要があります。
変数の使い方まとめ
変数はプログラムの第一歩です。
必ず覚えておきましょう。
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