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SPAMHAUSのブロックリストにサーバーのIPアドレスが登録される場合の対処法

数年前からSPAMHAUSのブロックリスト(ブラックリスト)に登録され、メールを送信しても正常に届かない事例が多く発生しています。

簡単に解除することはできますが、毎日登録される、ひどい時には日に数回登録されると、解除申請するのも大変ですし、解除されるまでメールが不達になります。

なぜブロックリストに登録されるのか?

なぜ登録されるかは、判定のアルゴリズムが非公開の為分かりませんが、色々と調べた結果いくつか分かったことがあります。

Gmailへの転送

登録されたサーバーにあるメールアカウントに届いたメールをGmailへ転送設定しておりなおかつ、スパムメールが多い場合、転送元のサーバーのIPアドレスからスパムメールが送信されているとGmailのサーバーに判断されてしまい、ブロックリストに高確率で登録されます。
この場合は一旦Gmailへの転送を解除する必要があります。

SPFレコードの設定

ゾーン設定でSPFレコードが未設定の場合も登録される確率が上がるようです。
必ず、サーバーのIPアドレスを登録し明示しておくことをお勧めします。

システムによりメール配信

システムによってメールを一斉配信している場合、Gmail宛やhotmail宛、キャリアメール宛に1秒間に数十、数百件のメールを一括で送信した場合もブロックされることがあるようです。

この場合は、メール配信のプログラムに1通ごとや10通ごとに1秒開けるプログラムを埋め込むことで回避することができます。

メールフォームからのメール送信にリターンパスをつける

メールフォームを利用してメールの送信をしている場合は、必ずリターンパスを設定するようにしましょう。

PHPの場合はmb_send_mailの第五引数がリターンパスの送信先となります。

リターンパスに設定するメールアドレスは「-fexample@example.com」設定するメールアドレスの前に「-f」をつけます。

ブロックされたメールはエラーが返ってくる

ブロックされたメールはリターンパス宛にエラーメールが返ってきます。
下記は一例です。

※エラーメールを受け取る意味でもメールフォームへのリターンパスの設定は重要になります。

また、エラーメールを受け取れなかった場合でも、送信日時が分かっていればサーバーのログからエラーを抽出することがでいます。
サーバー管理者に問い合わせる際は

  • 送信日時
  • 送信元のメールアドレス
  • 送信先のメールアドレス

を伝えてログの確認を申請してください。

まとめ

一つ一つは細かな修正ですが、ブロックリスト(ブラックリスト)に登録される条件は点数制の可能性もあります。原因と思われるものを修正し登録される確率を下げていくしかありません。

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スパムメールの攻撃法と防衛法について、基礎から応用までオリジナルソフトを用いて、その技術を徹底解説。 過去の対策から現在までのスパム対策を集約・分類した、体系的なスパムメール対策の解説書。

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